投稿日:2007-02-21 Wed
私はこの病気をやってから知ったこと・学んだことがいくつかあります。リハビリが始まってからはまず「集中力」というものでした。これはリハビリの一つとして取り組んだ陶芸をやったことで自然と身についてしまいましてね。それはその後更に挑戦したワープロで大いに力を発揮しまして、歩行訓練などすべてのリハビリにおいて私を強力にサポートしてくれました。このお蔭で今の私があると言っても決して過言ではないでしょう。知ったこと・学んだことの中で最も大切にしなければと思うのは「待つ」ということです。今までごく普通に動いていた手足がある日突然動かなくなるのがこの病気です。私に断りもなしにですよ。まったくひどい話です。ちょっとでも先に言ってくれたら心の準備が出来ていたのにねえ(ほんまかいな、ニコ)。私の場合は更に視力まで失いました。右の手足の自由と両目の視力、これを一度に失ってしまうとやはりかなりつらいものがあります。こんな状態では例え目の前にある物でも分からず、分かっていたとしても自分だけではどうしようもない時がありましてね。そんな時は誰かに頼むことになります。入院中は看護師さんですよね。やさしい看護師さんはすぐにやって来て手助けしてくれましてまさにスーパーウーマンでした(ニコ)。時には忘れられてかなり後になってということもありましたが、たまたま都合が悪かったんだろうからまあ仕方ないかと理解するようにしていました。思い出して来てくれるだけでも良しとしなければいけません。とにかく自分本位で考えず必ず相手のことを考えて「待つ」ということを覚えましょう。これは私たちの最低限守らなければならないマナーだと思うんです。その用事が緊急を要するかどうかは相手には分かるはずですからね。家庭でも同じです。家族に用事を頼んだらとにかく「待つ」ことです。すぐにやってもらえないといって怒ってはいけません。私たちは家族の協力によって生活出来ているわけですから「待つ」のは当然なんです。「待つ」ことを知れば感謝という気持ちもより自然で大きなものになるようです。
最も困るのは完全に忘れられてしまうことです。これは入院中のことですが私は病院内のある場所に居て病室に戻るために看護師さんのお迎えを待っていました。しかしいくら待ってもお迎えが来ないんです。「あじゃー忘れられたよう」。運の悪いことにその場所は人通りが少なくとても寂しい所なんです。「車椅子の男性、待ちくたびれて死亡!」なあんていう新聞の見出しが頭に浮かびました(ニコ)。幸いなことにかなり遅れてやって来たスーパーウーマンによって助けられましてそんな記事にならなくて済みました(フゥー)。私はちょっと腹が立ちましたがそれよりも「よく来てくれました」と感謝の思いの方が大きくて心は涙でした(大げさなヤツです、ニコ)。まあこれは特別なことかも知れませんが…。とにかく忘れないようにお願いしたいものです。
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