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杖はセンサーです。そしてT先生ありがとう。
熊本も朝晩はさすがにちと冷えるようになって着ました。でも昼間はまだ20度ほどありますのでその気温差がいけません。ゆるんだりしまったりと身体がついて行かないんです。油断は禁物です。そろそろ私の苦手な寒い季節となります。気合を入れて行きましょう。
さてさて今回も歩行訓練のお話ですがよろしくお付き合い下さい。私は三つの「気」というものを考えました。「明るく元気を出して、歩くぞとやる気を持って、怖くないぞと勇気を持って」です。まったく笑ってしまいますよね。そんな真面目くさいことでもつい真剣に考えてしまうんです。確かに毎日の歩行訓練はつらくて逃げ出したいくらいでした。でも歩けないから逃げるにも 逃げられないんです。「歩けないと退院も遠いよね」と思い渋々訓練する日々でした。そんな私もとりあえず倒れることはまったくなくなりましてちょっとだけ自信がついて来ましてね。ある日フロア内が混雑していたので、それなら廊下に出て歩こうということになりました。その頃私の歩行訓練はどうしても時間がかかってしまうので、M先生に代わってT先生(男性です)が担当してくれていたんです。廊下で歩こうと言い出したのもこのT先生でした。車椅子で廊下まで連れて行ってもらいました。すると「さあここからまっすぐな廊下だから左側の壁に沿って歩いて下さい」というT先生の声が聞こえましてね。私は早速立ち上がって左手の杖を壁に当てて、それからゆっくりと歩き始めました。数歩進むと何か不思議な感じなんです。歩くのがとても楽でしてね。スピードも上がっているようです。確かにいつもとは違いました。T先生もそれに気付いたようで「今日は調子いいねえ」と言ってくれました。分かりました。それは杖で壁に当てることで進む方向が決まるんです。それが決まると後は右足を出す方向がだいたい分かります。ややずれても次の杖で進む方向を修正したらいいわけです。進む方向が決まると後は倒れないように歩くことに専念出来るんです。それまでは倒れないようにそして出来るだけまっすぐにという二つのことに神経を遣っていました。その一つである進む方向を心配する必要がなくなれば、後は倒れないようにとそれだけに集中出来るわけです。杖はまさに目の代わりになるセンサーでした。いやー、こんなに違うものなんですよねえ。私は感心しまくりました(フムフム)。
それからの歩行訓練のコースは変わりました。まずPT室からフロアを歩いて出入り口に向かいます。そこを廊下に出て壁沿いを直進します。そしてもう一方の出入り口からまたPT室に入り元の位置に戻るといったコースです。室内がそれぞれ10メートルほど、そして廊下が同じく10メートルほどでトータル30メートルくらいだったんではと思います。私にとってはかなりの距離でしたね。室内はヨチヨチ歩きでとにかくゆっくり、しかし廊下に出ると突然別人のように歩き方が安定しスピードも上がるんです(T先生はどう思っていたのか分かりませんが、ニコ)。ある時、リハビリ仲間のじいちゃんにいつも付き添っていたばあちゃんが私の廊下での歩きを見たらしく、突然小走りでやって来ると「努力だよねえ、頑張れ!」と声をかけてくれましてね。「ありがとうございます」と私はちょっと照れくさいような思いでしたが、とても嬉しかったことを今でもしっかりと覚えています(褒め言葉に弱いヤツです、ニコ)。私はほんの少しだけですが自信がついたように感じていました。
T先生との歩行訓練はそれからさらに激しく(ニコ)なりましてね。廊下では飽き足らずついに外に出て歩こうということになりました。中庭には舗装した小道がありましてね。そこは舗装した部分とそうでないところの境目に草が生えていたんです。その部分を杖の先で探し「カサカサ」という音を頼りに歩きました。壁と同様に草という目印があると後は歩くことに専念出来るんです。7・8月の暑い時期でした。汗は当然かなりかいていたはずですが私はそれをほとんど感じなかったようです。それだけ集中していたんでしょうね。とにかく必死だったんです。それはもちろん私自身のためそして応援してくれた家内や子供達のためではありましたが、暑い中毎日私の歩行訓練に付き合い適切なアドバイスをしてくれたT先生の熱心な指導に少しでも応えたかったんです。T先生、本当にありがとうございました。感謝感謝です。

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未分類 | 15:22:49 | Trackback(0) | Comments(0)
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