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「ありがとうね」 心のリハビリ、それは子供達です。
過ごし易い季節となりました。私は寒いのが苦手でしてね。この病気をやった多くの人はおそらく同じ思いをしているでしょう。寒いとどうしても身体が硬くなって思ったように動いてくれないんです。健常者でも寒いと自然と身体に力が入ってしまいますよね。私たちの場合は日頃でさえ動きの悪い手足なのにこれでもかと言わんばかりに力が入ってしまい痛みは出るしもう大変なんです。その力が自分でうまくコントロール出来ればいいんですけど…。まあこんな状態とうまく付き合って行くことがこれ以上悪くならないためのポイントと言えるでしょうね。
さて今回は子供達のことをお話ししておきましょう。現在長女が21歳、そして長男が20歳になります。いやいやすっかり大きくなってしまいました。私が病気した時二人は小二と小一だったんです。特に息子は小学校に入ってまだ1ヶ月足らずの頃でしてね。小さい身体に大きいランドセルという姿は本当にランドセルが歩いているようで面白かったです。帽子・標準服・靴・ランドセルなどなどすべてがピカピカのおニューなんですが、どれもがちとデカ過ぎるんじゃないかと思える格好は何ともカワユクてギュッとしたくなりましたね(最初から親ばかしております、すみません)。二人にはこんな姿になってしまって本当に申し訳ないと思っています。特に病気直後はあーんなことこーんなこともしてあげたかったと後悔する毎日でした。そして二人は問題なく真っ直ぐに育ってくれるだろうか、私のことで誰かにいじめられはしないか、父兄参観日には誰が行ってくれるのか、運動会は行けないよねなどなどマジでそんなことを考えて悩んでいたんです。それよりもまず私のことを「お父さん」と呼んでくれるだろうか、それが心配でした。「もし呼んでくれなかったらどうしよう」と思ったりしてもう泣きたいくらいでしたね。私がまだICU室に居た頃、息子は家内と一緒に病室に入って来たそうです。そして私に「お父さん」と呼びかけたらしいんです。当時私は意識はあったようですがほとんど眠ったままの状態だったんです(よく寝るヤツです、ニコ)。息子はそんな私に恐る恐る何度も声をかけたんでしょうね。私はそんなことも分からず眠っていたわけですが、その時私の隣りのベッドに居た患者さんが「ハーイ」と返事したらしいんです。それを聞いた息子は突然目を丸くして病室を出て行ったそうです。おそらく息子はかなり驚いたんでしょうね。こんなに声をかけているのにお父さんは返事も出来ないのかと沈んでいたところに隣りからいきなり「ハーイ」ですからね。ショックだったと思います。そんな気持ちを察すると今でも胸が痛くなります。
父親として受け入れてくれるだろうかという心配は私がやっとICU室を出て個室に移った時一気に解消されました。走ってやって来た二人はそのまま私のベッドに飛び乗り両脇に寝転んで私にしっかりと抱きついてくれましてね。嬉しかったですねえ。久しぶりの川の字で私は泣きたくなりました(クスン)。その時息子は個室のことを何故か「一号車」と呼んでいましてね。おそらく「一号室」から遠足か何かのバスを連想してそう言っていたんでしょうね。あまりにも「一号車、一号車」と連発する無邪気な息子が面白くて私は涙が出るほど笑いました(ニコニコ)。約一年半に渡る長期入院を終え退院してからの私の楽しみは、二人が学校から帰って来て聞かせてくれる色んな話でした。へえそうかあ、いやいやビックリ、なるほどなるほどと浦島状態の私には聞くものすべてが新鮮でしてね。二人もよく話してくれました。障害者となった父親に自分でしてあげられることはやさしくしてあげることだと二人は自然と分かったんでしょうね。二人との会話は私にとって心のリハビリとなったようです。病気する前によく行っていた旅行も再開しました。遠出は無理なので一泊の小旅行です。ホテルや旅館を選ぶ時子供達は自然と「お父さんは行けるの?」と家内と一緒に選んでくれていたようです。場所によってはどうしても行けない所もあり、子供達はあきらめることもありました。私としてはまったく申し訳ない…、それだけでした。しかしこんな心遣いは本当に嬉しく有り難かったです。家の中に車椅子があることだけでも人はやさしい気持ちになれるようです。当初息子は車椅子がめずらしくて部屋中を乗り回して遊んでいましたが、しばらくすると本来の意味を知ったようで止めてしまいました。障害者と一緒に生活することで二人が何かを感じて何かを始めてくれたらと、私はそう思っていたんです。二人は本当に素直に育ってくれました。
娘は今年作業療法士の国家試験に合格しました。リハビリを将来の職業にと考えて進学する学校を決めてくれた時も嬉しかったですが、この合格の知らせは最高でしたね。娘にはとにかく一生懸命やってもらいたいと思います。中途半端な対応は結局患者さんを悲しませることになり、ハッキリ言って迷惑ですからね。患者さんの立ち直りと社会復帰のために少しでもお手伝い出来るように頑張ってもらいたいものです。それは私としても最高の喜びです。



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