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「介護は楽しむくらいの気持ちでやりましょう」



     「介護は楽しむくらいの気持ちでやりましょう」
朝晩はちと寒いと感じるような季節となりました。これから私の苦手とする寒い季節に徐々に近づいていると思うと憂鬱ですよねえ。毎年のことですが嫌な時期に入ります。
さて先日実家に行きました。ばあちゃんの命日だったので仏壇にお参りしに行ったんです。ばあちゃんが亡くなってから丸11年となりました。来年は13回忌らしいです。ばあちゃんは女手一つで娘3人を育て上げたそうです。それは強く生きていかなければいけない時代で仕方なかったわけですよねえ。ばあちゃんの印象はというと「怖い人」の一言です。私もよく怒られていましたが近所の子供たちからも「怖いばあちゃん」として恐れられていたようです。幼かった頃、ある日こんなことがありました。いつも遊んでいた友達と裏山に遊びに行こうということになりましたが、友達は「一緒には行かない」と言うんです。一緒に行ったら私のばあちゃんに怒られるという話。「どうして?」と私は泣いてしまいましてね。そしてばあちゃんを単純に「嫌いだ」と思った記憶があります。私を心配してのことだったんでしょうが、友達まで怒るとは、やはり恐れられても仕方ありませんよね。実家の裏にはさくらんぼの木がありました。時期になるとそれはそれはいっぱいの実をつけます。それを通りかかる小学生たちが取って食べるんです。その現場を見たばあちゃんは「こらー、ドロボー!」と大きな声で叫んでいたようです。あれは私としてはちと恥ずかしかったよねえ。
私がまだ小さかった頃、我が家にはばあちゃんがもう一人居ましてね。おやじのおふくろです。おやじはここの長女である私のおふくろと結婚して婿養子に入ったそうです。そしてしばらくしてからいろんな事情でおやじのおふくろを呼び寄せて同居することになったそうです。おやじのおふくろであるばあちゃんは「はな」さんといいました。「はな」さんはいつもニコニコしていて穏やかでとにかく「やさしい人」でした。その「やさしい」はなさんと、「怖い」ばあちゃんが同居しているんです。まだ小さかった孫の私としてはやはり「やさしい」はなさんの方に行ってしまいますよねえ。眠たくなるとはなさんの所に行っては「ひざまくら」してもらっていましたっけ(このころからすでに甘えん坊でしたとさ、テヘッ)。今思うとひどいことをしたと反省しますが…。
私がこの病気をやってから、ばあちゃんはかなり心配したそうで、「早く治りますように」といつも手を合わせていたらしいです。歳を取ってからは性格もかなり丸くなりまして「やさしく穏やかなばあちゃん」となりました。私の子供たちを実家に連れて行くと、駆け寄ってばあちゃんのひざ辺りにしがみついて甘えていたようです。ばあちゃんも「お宝お宝」と背中をやさしくさすっていました。子供は正直なもので「やさしいばあちゃん」がやはり好きなんですよねえ。
晩年寝たきりになったばあちゃんはおやじとおふくろに介護されることになりました。「出来るかぎり自宅で介護する」と言う二人の考えがあったようです。「自宅で介護」と口では言っても簡単なことではありません。二人でやるといってもおふくろは身体が弱く病気気味だったので、実際にはおやじ一人でやるんです。入浴の介助だけはヘルパーさんに頼みましたが、それ以外のトイレや食事の介助はすべて二人でやっていたそうです。それとオムツの交換もおやじがやっていたとのこと。婿養子であるおやじにオムツ交換をしてもらうほど、ばあちゃんはおやじを信頼していたようです。そんなおやじについてばあちゃんは「本当に良くしてくるっとです」とちと寝ぼけた状態の中、一度だけ言ったそうです。昔から気の強いばあちゃんはそんなことこれまで言ったことがなかったらしいです。穏やかになり介護でもお世話になっているおやじに心から感謝していたんでしょう。おやじは、寝ぼけた状態とはいえばあちゃんのそんな感謝の思いを聞いて「ちょっと嬉しかったなあ」としみじみ話していました。ええ話やあ。ばあちゃんが亡くなってから数年後、おやじはその後病気をこじらせたおふくろをまた介護することになります。やはりおやじには脱帽ですよね。介護についておやじはこう言います。「介護を続けていると疲れてしまい深刻な問題になるので、あまり真面目にやり過ぎるんではなく、冗談でも言って笑いながら楽しむというくらいの気持ちでやらないと…」。そう言えばおやじはばあちゃんの介護の時、動けないばあちゃんの顔の上にタオルを乗せて「バアーッ!」と一気にはずして笑っていたことを覚えています。「よくやるよねえ」と私はちょっとあきれながらも感心したものです。
ばあちゃんは元気だったら101歳です。そろそろ開通する新幹線も見れただろうし、もしかしたら乗るなんてことも出来たかも…、ですよねえ。そんなことを考えた一日でした。

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未分類 | 11:59:31 | Trackback(0) | Comments(1)
コメント
 いよいよ秋らしくなってきました。
 お父さんが携わられた介護のご苦労には頭が下がります。
 私の両親は、介護らしき事をする暇もなく亡くなりましたが、妻の父はパーキンソン病でながく入院しました。
 妻わ、バスを乗り換えていかねばならない病院で、午前中から昼過ぎまで世話をします。私が、務めの帰りに父の夕食の世話をして帰る、という毎日を約半年続けた事があります。確かにお父さんが言われるように、真面目にやりすぎると長続きしないと思います。
 今私どもが親の年に近づくと、いろいろ考えてしまいます。
2010-10-11 月 09:24:19 | URL | giyuusan [編集]
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