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ちょっと一服です。 「普通の私 その1」
いよいよリハビリが始まり車椅子にも何とか乗り移れるようになったところまでお話ししましたよね。今振り返るとあの頃は自分だけの世界に居たんですよねえ。周りのことにはまったくと言っていいほど気が回らなかったようです。それは仕方なかったんでしょうが、もうちょっとどうにかならなかったものかとちとなさけないようにも思ったりします(トホホ)。あれからもう少しで丸14年となりますが、当時からは想像も出来ないほど精神的・肉体的にも落ち着いた生活をやっているとしみじみ思いますね。それはやはり身近にいつも居て温かく支えてくれた家内と子供達のお陰なんです。ウーン、言葉では言い表わせないような気持ちですね。以下は数年前になりますが、何とか落ち着き始めた頃の心境をたらたらと書いたものです。自分でも信じられないほど回復し「今が普通の私なんです」とあらためて家族に対する感謝の思いなどを書いたつもりです。一度読んでみて下さいませ。


     「普通の私 その1」
 「今が普通なんだ!」と最近やっとそう思えるようになった。あれも出来ないこれも出来ない、もう一人では何一つ出来ないという生活に突然入り込んでしまった私がこんな風に考えられるようになるなんて。それは当時の私からはとても想像出来ないまさに信じ難いことなのである。もうすぐ三十六歳を迎えようという平成四年四月三十日という日は、私にとって決して忘れられない「命の記念日」となった。その日、脳内出血を起こし運ばれた病院で私が見たものはピクリとも動かない”私の右の手と足”であった。「まさか、そんな!」という思いは次の瞬間、例えようのない大きな恐怖心となって私に襲いかかって来た。{これはきっと夢だ、悪夢なんだ!」とまったく思考力が衰えてボンヤリした頭の中で私は必至にそう思い込ませようとしていた。しかし悪夢はさらに続き容態の悪化した私が次に目覚めた時には両目の視力をも完全に失ってしまっていた。幾度となくやって来たという生命の危機も「まだ死なせるわけにはいかない」と神様は命だけは助けて下さりその代わりとして私に試練を与えられたのであろう。しかしこんな他人事のように冷静に考えられるようになったのはつい最近のことであって、当時の私としてはとにかくただひたすら泣くばかりの日々だったのである。
 絶望感と孤独感、もうすべてのことが不安だった。真っ暗闇の中考えれば考えるほど出るのは涙だけで他に何の答えらしきものも見つからなかった。そんな私を救ってくれたのはやはり家族だった。妻とまだ幼い二人の子供達はこんな姿になってしまった私を今まで通り、いやそれ以上に温かく受け入れてくれた。子供達のごく自然な対応は父親としての私というものをあらためて取り戻させまたやる気を起こさせた。約一年半の長期に渡る入院生活の後、退院して我が家に帰ってからもこの温かい家族の支えは”普通の人”に戻る為に大きな力を私に与え続けた。学校から帰った子供達が聞かせてくれるいろんな話はその一つ一つがとても新鮮であって、まるで浦島状態である私に今現在というものをはっきり感じさせてくれたのである。

つづく…。
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