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「秋は読書です。 よかばーい」
     「秋は読書です。よかばーい」
朝はすっかり涼しくなりました。ちょっと油断したら寒いと感じるほどですので、もうこれは気が抜けません。しかししかし、昼間はまだ30度を越える気温でして、こんなにあおられたら身体がついて行けず…、困ったものです。今までが猛暑続きだったことを考えるとやはり過ごし易いと言えるでしょう。
さて私はかなり過ごし易くなり「秋」の気配も感じるようになったこの時期、「読書の秋」を楽しんでおります。「私が読書?」とみなさんちょっと驚かれることでしょう。そうなんです、正確に言うと「朗読ファイルを聴く」ということになります。日本点字図書館と日本ライトハウスが立ち上げた「朗読ファイル配信サービス」というのがありまして、インターネットを利用して私たちも「読書」が楽しめるわけです。いやいや素晴らしいシステムですよねえ。本は主に視覚障害者向けに開発された国際統一規格である「DAISY」というシステムを使って朗読・録音されます。完成した朗読ファイルはデジタル録音図書と呼ばれホストコンピュータに保管されます。このデジタル録音図書は人が普通に本を読む時のように、ページを移動したり、しおりを入れたりなどが簡単に出来ます。もちろん早送りや巻き戻しで読みたい箇所をすばやく捜したりといった操作も実に簡単に出来ます。以前はカセットテープに録音したものばかりでしたよね。それを郵送してもらい再生して聴くというのが一般的でした。しかし読みたい(聴きたい)箇所にすばやく移動したりといった操作は出来ませんでした。それをやるには早送りボタンや巻き戻しボタンをひたすら押し続けて捜さなければいけないわけです。でもDAISY図書はそんな労力をまったく必要としない、まさに夢のような素晴らしいシステムなんです。ちなみに収録図書はいろんなジャンルがありまして、国内外・新旧合わせて今のところ約19000タイトルあるそうです。
私は数年前から利用させてもらっています。かなりの量の本を読み(聴き)ました。山本一力さんの「あかね空」「なたね晴れ」「だいこん」など面白く読みました。それと平岩弓枝さんの「御宿・かわせみ」シリーズはかなりはまってしまいまして、すべて読んでしまいました。一力さんといい平岩さんといい、実に江戸時代についての時代考証がしっかり出来ていて、当時の生活などを良く調べて書いていますよねえ。商売とはいえ感心してしまいます。
最近では「食堂かたつむり」そして食堂つながりで「カモメ食堂」を続けて読んでしまいました。これらは映画化もされたそうですので、そっちもDVDを観るのが楽しみです。それからNHK大河ドラマ「竜馬伝」も第3部まで読みました。最後の第4部はまだデジタル図書化出来ていないようでリストに載っていません。早く読みたいものです。この「竜馬伝」は実際に使ったふくだ・やすしさんの台本を基にして小説化したものです。よってほとんどが放映されたものと同じでしてセリフもそのままです。まあカットされたシーンはたまにありますが…、それはそれで楽しめます。
今読んでいるのは村上春樹さんの「1Q84」です。話題作だったので読み始めました。でも最初のブック1を読み始めてから話がなかなか先に進まないんです。主人公の二人についての説明がいろんな角度からありまして「それがとても長く「もういいよう」と言いたくなりました(村上さん、ごめんなさい、ペコリ)。そしてやや眠くなった1時間と20分後、やっと事件が起きまして話は突然進み出します。それからは一気に引き込まれまして「次は次は…」状態になりまして読み続けました。村上さんの本は今まで読んだことがなかったんです。「こんな感じなんだ」と初めて分かったしだいです。
「1Q84」はブック3に入りました。毎日少しずつですが楽しく読んでおります。尚、私はまったく勝手ながらヒロインの「あおまめ」さんを「必殺・事業仕分け人」として有名になった「れんほう」さんをイメージしております(れんほうさん、すみません、ペコリ)。もし将来映画化することがあれば、クールでタフな「あおまめさん」役として「れんほう」さんをぜひ起用していただきたいものです(そんなこと・ないない・絶対なイ、ヤルワケナイダロ!)。
朗読を聴くというのは聴き手としてはかなりイメージが広がり感動もまた違ったものになります。小さい子供たちに「読み聞かせ」をするということは、子供たちの心にきっといい栄養を与えるはずです。大いにやってほしいものです。DAISYを使った朗読ファイル、いやいや実に素晴らしいものを考えてくれました。このお陰で私たち視覚障害者も「読書」という半ばあきらめかけていたことが一気に叶ったわけです。開発に努力された関係者の方々に、とにかく「感謝」です(パチパチパチ)。



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