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OTの学生Tさん、よろしく頼むよ!。
今回はOT(作業療法)の学生さんについてお話ししたいと思います。私がワープロに夢中(ニコ)になっていた頃Tさんは実習にやって来ました。Y先生からある日紹介されまして、これから2ヶ月ほど私を担当してくれるそうでよろしくということでした。学生さんに担当してもらうのは久しぶりでした。約一年ほど前の入院直後にPTの実習に来ていた沖縄の学生さんであるTちゃんに担当してもらって以来の学生さんだったんです。あの頃の私はそれこそ右も左も分からずリハビリなんてとほとんどやる気もありませんでした。しかしリハビリを担当してくれたY先生やM先生そして学生さんであるTちゃんの熱心な指導のお陰で肉体的そして精神的にもかなり落ち着きまして、リハビリの重要性というものが段々理解出来るようになりました。それからの私は先生たちにうまく乗せられて(ニコ)しまいまして、リハビリを日課として受け止め自然体で臨めるようになっていたようです。私も成長したよねえ(ニコ)。よって今回Tさんが私を担当してくれるという話にもまったくためらうこともなく「ハイよろしく」と二つ返事だったわけです。遅くなりましたがTさんは女性です。ちょっとハスキーなカワユイ声でよく笑う明るい学生さんです(ニコ)。私に気を遣ってくれていたんでしょうねえ、とにかくよくしゃべってくれました。レポートがなかなかうまく進まない・冷え症で困っている・とても美味しいケーキ屋さんがこの近くにある・ボーイフレンドの話などなど、その話題は実に広範囲でしてね。浦島状態の私にはすべてが新鮮で面白い話ばかりでした。「患者さんと会話しいいコミニュケーションを作る」という評価項目がもしあったとしたら、Tさんはきっとかなりの高得点だったんではと思います(ニコ)。
その頃私はPTで杖を使っての歩行訓練をついに始めていました。それと同時期にOTでは畳から杖を使って立ち上がるという訓練もやっていたんです。この二つの訓練が始まると「そろそろ卒業だな」と患者さんたちは噂していたものです。畳から杖を使って立ち上がるという訓練はY先生と毎日やっていました。数種類訓練をする中で最後にやるのがこの立ち上がる訓練です。正直言って私はこの訓練は苦手でした。畳から杖を使って立ち上がるという動作は目の見えない者にとってかなりつらいものがあります。足そして手の位置を確実にやらないとまず腰が上がらず、杖を使う前にバランスを崩してしまうんです。当然私は何度も何度も挑戦し失敗しました。それは猛特訓でした。やっとそんな特訓のお陰でどうにか立ち上がることが出来るようになりましてね。しかししかし、ホッとする間もなく次の訓練が始まりました。畳の部分はフロアから50センチほど高い位置にありましてね。そこでまず立ち上がります。そして次はその立ち上がった状態から杖を使って数歩歩きナント!フロアに降りるといった訓練でした(ドキッ)。フロアまでは50センチほどありますので一気には無理です。よって中間に20センチほどの踏み台を置いてもらいましてやることになりました。二段降りるとフロアです。たった二段です。しかし畳の縁に立つと私には断崖絶壁にでも立っているように感じましてもうチビリそうでした。それはそれは怖いですよう(ブルブル)。畳の縁まではどうにか行けました。そこから足が出ないんです。Y先生は集中し緊張している私のことが十分分かっていたようで、右や左そしてまっすぐなどと時々最小限の指示を与える程度でほとんど無言でした。しかし私の右側に居て腰をちょっとだけ支えてくれているY先生の存在を私はしっかり感じて安心していたんです。いよいよ畳の縁に近づくと「後10センチ…、5センチ」と静かな指示。そこからなかなか足が出ない私に「ゆっくり…、ゆっくりいいですよ」と緊張をほぐすようにタイミング良く声をかけてくれましてね。これでホッと一息つきまして、私の右足はいよいよ絶壁に向かってソロソロと進んだのでした。階段降りも大変でした。まず左手の杖を下の踏み台につきます。そしてゆっくり右足を前に出します。この時左手の杖と左足でうまくバランスを取りながら左ひざを少しずつ曲げ右足をゆっくり下に降ろすわけです。このバランスを取るというのが目の見えない者にとってはかなり難しいワザでしてね。どうしたものかと考えていたら「左足の裏の感覚でバランスを取ることは出来る」というナイスなアドバイスをY先生からもらいました。人間は立ち上がる時バランスを取るのに視覚だけに頼っているのではなく、足の裏の感覚もフルに使っているんです。つま先やかかと、左側や右側など足の裏のセンサーはどんな方向に傾いてもちゃんと反応してバランスを取ってくれますよね。なるほどなるほど、人間は無意識の内にそんな高度なことをやっていたんだよねえ。Y先生の足の裏の感覚というアドバイスは、畳から立ち上がる訓練を何度も繰り返す中で何とか分かるようになっていました。そのお陰で階段降りにもと・り・あ・え・ず対応出来るようになっていたんです。さて話は階段降りに戻ります。ゆっくり降ろした右足が踏み台につくとしっかり踏ん張り、左足をサッと下に降ろすわけです。これで一段降りました。この動作をもう一度やってフロアです。そこで回れ右をして次は階段昇りです。昇る時はまず杖を上の踏み台につきます。そして右足をしっかり踏ん張り左足を踏み台に上げバランスをとりながらグッと昇ると同時に右足を引き上げるわけです。その動作をもう一度やって畳です。イヤイヤ疲れますよねえ(フーッ)。この訓練をナントTさんとやることになりました。「それはちょっと…」と私はハッキリ言って不安でした。しかしY先生は私の訓練内容をしっかり確認して大丈夫と判断したんでしょうから、私としてはとにかく信頼することにしたのです。
さて次回はいよいよTさんとの階段昇降です(ドキドキ)。




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未分類 | 15:09:35 | Trackback(0) | Comments(0)
白衣の天使その二、初心に戻って。
看護師さんは白衣の天使(古いなあ)と呼ばれる職業ですが、中には大切な翼をどこかに忘れて来てしまったような人も居て何とも悲しいかぎりです。それについては話したいことは数多くあります。そんな中からここでは今でも忘れられないものをいくつかお話ししましょう。それは夕食も終わり看護師さんの夜の検温が始まった時のことです。私たちの病室にやって来たある看護師さんに隣りのベッドのじいちゃんが「オシッコ」と言いました。じいちゃんは半身マヒでして言葉もうまくしゃべれないのでやっとしぼり出すように言ったんです。それを聞いた看護師さんは「おじいちゃん、私は今忙しいの。もう少し待ってね」と実にあっさりの返事でしてね。しばらくするとじいちゃんはまた「オシッコ」。それに対して看護師さんは「そう言えばおじいちゃんはオムツをはいてたよね。後で換えてあげるからそれにしていいよ」だって。じいちゃんは夜寝る時だけオムツをはいていて、昼間は付き添っているばあちゃんに車椅子を押してもらいトイレに行きちゃんと用をたしていたんです。じいちゃんはまた「オシッコ」と言いました。そのやり取りを聞いていた同室のあるおじさんが「連れて行ってあげてよ」と言ってくれましてね。すると看護師さんは無言で居なくなったかと思ったら、突然ガチャガチャとやけに大きな音をさせて車椅子を押してやって来たんです。それからじいちゃんを車椅子に乗せてトイレに行き、しばらくして戻って来るとベッドに移動させまたガチャガチャと音をさせ病室を出て行きました。その間看護師さんはずっと無言でした。その無言と車椅子を押す態度に看護師さんの心が現れているようでした。「じいちゃん、良かったね」とおじさんは言いました。私もホッとしました。オシッコをオムツにしていいよと言われても「ハイそうですか」とは行かないよねえ。オムツは就寝中にもらすといけないので仕方なくやっているわけです。通常はトイレに行く習慣がちゃんとついているんですよね。これはどうしても自分に甘くなりがちな気持ちをグッと抑えて 何とか頑張ろうというじいちゃんなりの決意と思うんです。それは大切にしたいですよね。この看護師さんがどれくらい忙しかったのか私たちには分かりません。しかし忙しいと言いながらも最終的にはトイレに連れて行った看護師さんの判断は大正解だったと思います。もしオムツで用をたすようなことになっていたらじいちゃんの心の中にはきっとくやしい気持ちがずっと残ることになったでしょう。ちなみにこの看護師さんはかなりベテランでして、他の看護師さんたちから一目を置かれるような優秀なお方でしたとさ。
無言というのは困ります。特に看護師さんの患者さんに対しての無言は虐待と同じです。ある看護師さんは私のベッドサイドに来る時はほとんどしゃべりませんでした。こちらから話すと一言二言は返事がありますがそれ以上は続かないんです。車椅子でリハビリ室に連れて行ってもらった時のことです。その間もずっと無言でしてね。「この人いつもこうだよね。ご機嫌斜めのようですな、まったくもう」と思っていました。そんな思いの中リハビリ室に到着。すると看護師さんは突然「ハイここに置きました」と大きな声で言ったんです。「おいおい俺は物じゃねえぞ!」と叫びたい気持ちでした。お風呂に入る時もこんなことがありました。たまたま担当の人が不在だったんでナントこの看護師さんが入れてくれることになりましてね。私は嫌な予感がしていたんです。その予感は洗髪しようとした時に不幸にも当たってしまいました。看護師さんは突然私の頭にお湯をかけたんです。「アチッ!」と私は熱さと驚きで声にならないような声を上げました。すると「あら熱かった?」と実に冷静なお言葉。「なんじゃそれは!、ダメだこりゃ」でしたね。無言で熱いお湯をかけること自体あきれたものですが、かけてしまったわけですからまず「ごめんなさい」でしょう。何故それが言えないかなあ。ちなみに(またです、ニコ)ですが、聞くところによるとこの看護師さんは若くて綺麗な人らしいんです。他の患者さん(特に男です、ニコ)とは明るくよくしゃべっている声を聞いたことがありましたし、患者さんの評判も良かったようです。要するに私は良く思われていなかったんでしょう。もしかしたら嫌われていたのかもね(トホホ)。とにかく患者さんに気を遣わせるような看護師さんは考えものです。それは患者さんの回復にも少なからず影響がでて来る大切なことだと思います。
こんな看護師さんのことを考えているといつも看護学校の学生さんたちのことを思い出します。学生さんたちは実に熱心で誠実です。患者さんのお世話が出来て幸せと言うんです。患者さんに勉強させてもらっているんだから感謝しているとも言うんですよね。介助してもらうごとに「すみません」と私が言うと「そんなこと言わなくてもいいですよ」と怒られてしまったこともありましたね(ニコ)。看護師さんはみんなこんな純粋な時代があったんです。それが毎日のハードな勤務の中で看護師として最も大切なものを徐々に忘れてしまう人も居るようです。学生さんの姿を見てたまには看護師をめざしていた頃の初心に戻って、大切にするべきものを思い出してみる必要があるんじゃないかと思う今日この頃です。
入院直後の何もわからない状態から少しずつ回復して行く中で、いつも身近にいてお世話してくれ実に頼りになるのが看護師さんです。それは不安定な私の気持ちをやわらげてくれるまるで精神安定剤みたいな存在でした。当初まったく会話する気持ちもなく落ち込んでいた私を、うまく調子に乗せ冗談も言えるほど明るくしてくれたのは看護師さんたちです。看護師さんとの何気ない会話もとても重要なリハビリと言えるのです。退院する日、私は泣きました。泣くなんてまったく思ってもいなかったんですが、看護師さんたちに挨拶しようとしたら突然涙が出て来ましてね。クニちゃんは手を取って「おめでとう」と言ってくれました。私はまるで親戚のおばちゃんやお姉さんとでも別れるような気持ちでして、何故か懐かしいような温かいものを感じたんです。本当にお世話になりました。私は泣くのに忙しくて結局看護師さんたちにまともな挨拶も出来ませんでしたとさ(ニコ)。


未分類 | 14:18:43 | Trackback(0) | Comments(0)
白衣の天使その一、嫌われないために…。
いよいよ梅雨本番となりました。雨はほどほど降ってくれたらいいんですが降り過ぎは困ります。この時期がないと農作物などに影響が出てまた大変なことになるし、とにかく水の被害が出ない程度に降ってくれるといいんですが…。私のパソちゃんのキーボードも湿気でベタベタしていまして使い辛いです。滑りが悪いのであちこちに指が引っかかって違うキーを押してしまいます。こうなると集中力を無くしてしまい続けられなくなるんです。本当に嫌な時期ですよねえ。
さて今回は看護師さんたちについてのお話です。入院生活の中では看護師さんは実際ドクター以上にお世話になるとても大切なお方です(ニコ)。注射をしたり熱や血圧など測って処置したりと実に忙しいんです。それには細やかな気配りと共に体力も必要となります。当然間違いがあっては絶対いけないわけでしてそれは毎日が緊張の連続なんです。交替勤務でハードな生活の中で私たち患者に明るくやさしく接してくれる姿はまさしくナイチンゲールでしてとても輝いております(ニコ)。看護師さんも人間ですから色んな人が居ます。それはちと近付き難い厳しさいっぱいといった雰囲気の人から、吉本に居そうな面白いキャラの持ち主までと実に広範囲でしてね。しかしみんなに共通していることは基本的にやさしいということです(基本的にはですよ、ニコ)。私のように長期入院となると看護師さんたちとの付き合い方もとても重要となります。最も大切なのは看護師さんに絶対嫌われないことです。悪いイメージを植え付けてしまうとそれからの対応は当然厳格 なものになりますからそれなりに覚悟が必要です(ニコ)。嫌われないようにするのは簡単です。とにかく看護師さんに指示されたことを守ればいいんです。個人的に処方された注射や飲み薬を素直にきっちりやることはもちろんですが、病院は集団生活ですから他の患者さんの迷惑にならないように心掛けるようにしなければいけません。特に生活態度が悪い・規則を守らないと決していいことはありませんから注意しましょう(学校と同じですな、ニコ)。私は当初まったくわけの分からないような状態が続いたので、看護師さんのことについて考える余裕もありませんでした。しかし正気(ニコ)を少しずつ取り戻す中で徐々に看護師さんの存在にやっと気付きましてね。そしてその対応にはそれぞれ差があることを実感しました。まあ看護師さんも色々ですから患者さんと気が合う・合わないは当然あるわけです。気の合う患者さんにはニコニコ状態で温かい対応のように感じますが、そうでない患者さんには会話も少なくちと寂しい感じなんです。これは私の考え過ぎなのかも知れませんが、あまりにもという場面もあってついそんな風に思ったこともありました。
私は気の合いそうな看護師さんを見つけることにしました。長期入院となるとそれが大事なんです。幸い私の周りには気の合う看護師さんが多かったので助かりました。その中で「クニちゃん」との出会いは最高でした。クニちゃんの名前はKさんです。どうして私がクニちゃんと呼ぶかというと、初めて会った時「私の声誰かに似てるでしょう?」と突然言ったんです。すぐに分かりました。それはあの「山田邦子」にそっくりだったんです。これを他の人に話しても「まあそうね」と実に軽く言われるほど反応が今一なんです。見えている人にはやはり分からないんでしょうねえ。私はそっくりだと思っていました。そもそもクニちゃん自身そう言うんですから誰かにきっと言われたはずですからね。クニちゃんは私のベッドに来るとよく世間話をして楽しませてくれました。そんな時私は本物のクニちゃんと話しているような感じがしていつもニヤニヤしていました。本人曰く「クニちゃんのような顔だと思っているんでしょうけど、もっとかわいいのよ!」だそうです(ニコ)。そうそう、目から火花が出るというのは本当です。クニちゃんに車椅子を押してもらい病室に戻りベッドに移ろうとした時のことです。私は車椅子のストッパーをかけてステップを上げようとちょっと前かがみになりました。その瞬間、突然目から火花が出たんです(キラキラキラ)。それは私よりちょっと早くステップを上げようとしていたクニちゃんの後頭部と私のひたいがぶつかってしまったんです。「そんなことしてくれなくてもいいのにやるんだもんなあ」と私は苦笑いでした。そうなんです、クニちゃんはすぐ手を出してしまうんです。悪く言うとおせっかいなんです。困っている人を見たら放っておけない性格なんでしょう。やさしいということですよねえ。それは看護師さんとしては「合格」と言えるでしょう。しかし私としてはすべてがリハビリでして、ステップを上げるという動作も訓練なんですよね。手伝ってあげたいという気持ちは大変有り難いことですが、患者さんの状況をよく観察してから手を出してと私はあ・え・て言いたいです。厳しく行くところは厳しく行かないとね。それは患者さん本人のためなんです。クニちゃんはやさし過ぎるのかまだまだ修行が足りないようです(偉そうなこと言いました、ごめんなさい、ニコ)。
さて次回は翼をどこかに忘れて来てしまったような看護師さんについてのお話です。



未分類 | 15:35:51 | Trackback(0) | Comments(0)

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